■ホタルさんは、ただ今、幼虫でござる。ある者は水中に、ある者は雑木林に
2006-10-20 Fri 23:55
▼以前、当《ホタルさんの目》で御紹介したことではあるが、ホタルの1生は、約1年間でござる。初夏のホタルさんは見たことがあるが、秋・冬・春のホタルさんには、お目にかかった事がないでしょう。それはその筈、でも、そこが大事・大切なんです。

▼時間を反対方向に回転してみちゃうと、成虫(羽根)期⇒サナギ(蛹)期⇒幼虫期⇒卵期となり、正に完全変態でござる。

つまり、羽根を持って飛翔できる成虫期の、7~10日間。土中のサナギ(蛹)期の、約30~40日間。幼虫期の、約9~10カ月。そして卵期は、水辺(陸)のコケ(苔)に産み着けられて約1カ月。このように約1年間がホタルさんの生活史(1生)なのでござる。

▼ところで、今のこの季節は、ゲンジボタル(青森~鹿児島)やヘイケボタル(日本列島および近隣周辺)、そしてクメジマボタル(沖縄・久米島の固有種)の3種は水性ボタルと言って、幼虫たちは全て「水中生活」をしてござる。

ちなみに、ゲンジ、ヘイケ、クメジマホタルにとって、今が1生の中で1番充実した時。エサであるカワニナ等(淡水巻貝)を思いっきり捕食できる期間。日本列島の、美味で美麗で変化に富んだ豊かな水環境で、もっともホタル能力を発揮できる、幸せな時なのでござる。

▼しかし、上記の3種を除いた、ヒメボタルやスジボタル等々の多種多様なホタル幼虫は、「陸生ホタル」で、竹林や雑木林に生息して、キセルガイやマイマイ(カタツムリ)、ナメクジなど陸生の貝を捕食して成長しているのでござる。

▼ところが、本来であれば、ホタルにとってこの1番に幸せで、大切な成長の期間が、人間たちの大気・土壌・水質汚染の複合汚染により、生死の淵に堕しているのでござる。

今、ホタル再生=ホタル生息環境再生に、微力を捧げているが、ホタルさんたちのガンバリに比べれば、足元にも及ばない。この季節をホタルたちと共に苦労できる事を、心よりホタルさんと天に感謝してござる。

P1001007.jpg

*豊かな水環境で、カワニナを競って食べるゲンジボタルの幼虫たち。
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エネルギッシュな幼虫たち
この幼虫、すごい生命力を発していますね。
羽根があるホタルは、最期の円熟期なんでしょうね。

カワニナを、たくさんの幼虫が包み込んでいる様は、美事!ホタル再生へのエネルギーの、源泉なのでしょう。
みな様の精進が実るように願っています。

貴重な生態写真を、ありがとう!
2006-10-25 Wed 16:26 | URL | 赤とんぼ #-[ 内容変更] | top↑
 
 
 
 
 
 
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